2013年3月8日金曜日

英和カンボジアツアー①

英和ボランティアセンターでは、2月26日(火)~3月5日(火)の日程で、カンボジアツアーを実施しました。
参加者は、一時帰国するカンボジアからの留学生・ラタナさんを含めた学生・教職員の総勢10名。 このツアーは、これまで行ってきた国際協力の取り組み先の現地の様子を実際に見させていただき、今後の活動につなげていくことができればと企画し、様々なプログラムを組み込みました。 盛りだくさんの内容ですので、何回かに分けてその様子をお伝えできればと思います。
今回の訪問の目的の一つには、昨年暮れに集めた文具やスポーツ用具を小中学校に届け、また子どもたちと交流を図ることがありました。
訪問したのは、シェムリアップ市街から車で約1時間のところにあるコンポントコウ小中学校。約700人の生徒さんが普段は午前・午後に分かれて通っていますが、当日は作業日で午前中の登校日とのことで、全員で私たちを迎えてくれました。
現地2日目だったこの日は、1月に船便で発送した荷物の到着が残念ながら間に合わず、交流が中心。 カンボジアの言葉・クメール語で自己紹介のあと、文化・食・国技などを拡大印刷した写真を使って日本の紹介をしました。 子どもたちは、特に相撲に興味を持ったようで、力士の写真を目にしたとたんに立ち上がったり、歓声が上がっていました。
パネルシアターでは、「はらぺこあおむし」「しらゆきひめ」の2作品を上演。 白い不織布を張ったパネルに、人や食べ物などの絵がくっついたり離れたり・・・が、とっても不思議な光景だったようで、みんな注目して見てくれていました。
スポーツ交流では、準備運動をしたあとに順送球をやりました。 やり方をジェスチャーで伝えたあと、大勢の中から選抜で4チームを作り競技スタート! カンボジアでは学校の授業の中には体育はなく、スポーツをする機会はとても少ないといいます。 体を動かすことの楽しさを感じて、またみんなでやってくれるといいなと思います。
十分な食事を摂ることができない子どもたちが多いとのことで、前日にみんなで夜中までかけて作った大学芋と、コンデンスミルクたっぷりのパンも分けました。
約2時間のプログラムはあっという間に終了!
同じ敷地内にある幼稚園の先生は、パネルシアターを実際に見ることができて、これから活用できそう!と、とっても喜んで下さいました。教室の中を案内しながら、もっともっとこうした教材がほしいということも話されていました。
ここで見たこと、聞いたこと、感じたことから、日本に帰って私たちができることがいろいろと考えられそうですね。

☆パネルシアターは、ツアー参加者以外に4人の学生さんが制作の協力をしてくれました。
 皆さんのおかげでとても素晴らしい上演ができました。本当にありがとうございました!

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